カータ―夫妻は、牧草地の土壌中の有機物量を定期的に測定しています。牛を放牧したあとに土地を休ませた区画では、有機物量が継続的に増加していることが分かりました。(John Fredricks/エポックタイムズ)

【独占】農薬・化学肥料から距離を置き 伝統と再生を探るアメリカの牧場主

アルファルファ・ゾウムシは、アメリカ西部の牧場主にとって悪夢のような存在です。霜が解けると姿を現し、葉を食い荒らして穴だらけにし、作物の収穫に深刻な被害をもたらします。被害を軽減する方法がないわけではありませんが、早めの刈り取りや家畜の放牧、アルファルファと牧草の輪作などがありますが、それでも多くの農場主は殺虫剤の使用を選んでいます。

北ワイオミング州で三代続く牧場主、R.C.カータ―さんは、1.5ガロンの濃縮農薬を使って60エーカーのアルファルファ畑に散布したときのことを、今でも鮮明に覚えています。

「アルファルファ・ゾウムシを駆除するためにこの化学薬品を散布していたとき、説明書には皮膚に触れないようにと書いてありました。でも、なぜか脇の下に付着し、それがまぶたにも広がってしまったんです。焼けつくような痛みが三日間も続き、水で洗っても全くよくなりませんでした」と、彼は自分の牧場でエポックタイムズの取材の際に語っています。

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