中東戦争5週目 分析「トランプ氏の目標達成 狙いは2つ」
アメリカとイスラエルによるイランへの共同軍事作戦はすでに5週目に入っており、戦争の終結時期に関心が集まっている。
3月28日、イスラエルはイランの軍事施設に対して一連の攻撃を行ったと発表した。同日、イランと連携するフーシ派も、イスラエルに向けてミサイルを発射したことを認め、参戦する構えを示した。
フーシ派の介入によって、戦争がさらに拡大し、長期化するのではないかとの懸念が広がっている。とくに、アラビア半島や紅海周辺の航路への影響を不安視する見方が出ている。
軍事チャンネル「マーク時空」の司会者、マーク氏は、「このニュースを受けて、原油価格は短期的に上昇するだろう。(フーシ派による)今回のミサイル攻撃は、あくまでも外部に対する姿勢表明に過ぎない。ただし、攻撃の規模や強度を見る限り、ヒズボラがイスラエルにもたらしてきた脅威には遠く及ばない。実際には、イランの強硬派は全世界を巻き込み、国際社会にパニックを引き起こそうとしている」と指摘した。
米ルビオ国務長官は28日、イランが一部の問題について協議に応じる兆候があると述べた。アメリカは、「壮絶な怒り作戦」を数週間以内に終える見通しだとしている。
マーク氏は、「こうした戦争の圧力の下で、イラン政府内部では分裂が進んでいるはずだ。最も重要なのは、イラン強硬派の勢力をどう排除するかだ。それが実現してこそ、将来のイランはアメリカやイスラエルと協力できるようになる」と述べた。
また、トランプ氏が本当に達成したい主な目標について、「一つはイランの核開発計画を阻止すること、もう一つはホルムズ海峡を開放することだと思う。私は、これらは短期間で達成できるとみている。これらの目標を達成すれば、トランプ氏は終戦を宣言できるだろう」と分析した。
関連記事
中国共産党の未登録代理人として起訴された張婉瑩の事件をめぐり、元米防諜当局者が中共国家安全部の活動手法について説明。任務の分担や移動経路、通信方法などを挙げた
イランが戦闘再開に備えてミサイル備蓄を再建し、米国系ハイテクインフラへの攻撃を警告している。海上封鎖や経済難を背景に先制攻撃の懸念が高まる中、イスラエルも警戒態勢を強化。緊迫化する中東情勢を報じる
サウジアラビアの首都リヤドの国際空港でテロ攻撃が発生し、12人が死亡、300人以上が負傷した。サウジ主導の連合軍はイエメンのフーシ派による犯行とみて非難し、米トランプ大統領も強く糾弾している
トランプ米大統領は国連総会で演説し、イランに対し核放棄の「合意」か軍事的な「壊滅」かの二者択一を迫った。過去の軍事作戦の成果を強調しつつ、中間選挙後の合意成立を見込み、完全な経済的孤立への協調を呼びかけた
紅海情勢の緊迫を受け、サウジアラビアが中国共産党に協力を要請。中国はイランにフーシ派への影響力行使を求めたが、イラン側は応じなかったとされる。迎撃ミサイル不足や中東のエネルギー輸送への影響も浮上している