関係者によると、習近平氏は暗殺を恐るあまり、外遊先のホテルを大規模改修することもあるという。写真は8月23日、BRICS会議に出席する習近平氏(Photo by GIANLUIGI GUERCIA / POOL / AFP)

習近平が「米の注意をイラン情勢に」と発言か イラン支援で戦争長期化狙う=情報筋

中国共産党の内部事情に詳しい、豪州在住の法学者・袁紅氷氏は16日、米メディア「看中国」の取材に応じ、中共がパキスタンを経由してイランに兵器や弾薬を秘密裏に輸送していると明かした。袁氏は、中共がイラン情勢を「第二のアフガニスタン」と位置づけ、米国の注意をイラン戦争にそらそうとしていると指摘した。

現在、米国とイランの戦闘状態は依然継続している。先日、イランのアラグチ外相は中共とロシアがイランとの軍事協力を続けていると述べたが、具体的な内容については明言を避けた。

袁紅氷氏によると、中共はイランへの無人機やミサイルの技術・部品供給に加え、北斗衛星測位システムのサポートも行っている。また、中共内部の関係者の証言によれば、パキスタン経由でイランに軍事装備を送る秘密ルートが既に開設されており、現在も加速的に運用されているという。

パキスタンの東北部は中国と、西部はイランと国境を接しており、過去には中共がパキスタンを通じてイラン国境の山間部に兵器や弾薬などを運搬しているとの情報も出ていた。

袁氏はさらに、中共中央政治局の最近の会議において、「習近平が『今回の米イラン戦争をアフガニスタン戦争の再現と捉え、米国の軍事力をイラン情勢にそらそう』と発言した」と明かした。中共当局は、イランは長期にわたって抵抗し続け、戦争が長期化し、米国が短期間でイラン戦争を終結させて、ホルムズ海峡の海上輸送を回復することは不可能であるといった内容を絶えず宣伝しているという。

イラン側は依然として強硬的な姿勢を維持しており、報復を辞さない構えを示している。袁氏は、イラン当局のこうした態度は、中共からの支援を受けた結果であると分析しており、この戦争は実質的に米国・イスラエルと中国共産党の間の地政学的駆け引きの一環と位置づけられるとしている。

一方、トランプ米大統領は比較的柔軟な姿勢を示している。最近の発言では、イランに対する空爆でほとんどの目標を破壊したとして、いつでも戦争を終了し勝利宣言できると述べた。

しかし、イラン側は「停戦を望まない」姿勢を強調し、周辺国への攻撃を継続するとともに、ホルムズ海峡の封鎖を通じて世界の石油供給を混乱させ、米国への抵抗を図っている状況だ。トランプ政権はこれに対抗するため、他国に艦艇を派遣させ、タンカーの護衛を行う方針を示している。

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