イランにおける米国の成功は世界中の独裁者への警告
■論評
イランの最高指導者アヤトラ・アリー・ハメネイ氏の排除は、CRINKS(中国、ロシア、イラン、北朝鮮)として知られる、主に非公式のパートナーシップに亀裂を生じさせた。このパートナーシップの他の国々は、民間の支援はもちろん、軍事支援に至ってはなおさら、イランに物質的な援助を提供していない。彼らの支援は最小限にとどまり、主に国連のような場での修辞的な姿勢表明に限られている。イランに対する軍事的成功は、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束やシリアのアサド政権の打倒に続いて、ほどなくして起きたものであり、世界中の独裁者に対する警鐘をますます大きく鳴らしている。もし米国に敵対すれば、安全ではいられないのである。
パートナーからの支援の欠如は、CRINKSだけでなく、イランが参加している他の二国間・多国間の権威主義体制主導のグループにとっても戦略的打撃だった。2016年、習近平は中国とイランが「包括的戦略パートナーシップ(CSP)」を結ぶことを提案した。2018年ごろには、イランは中国の「一帯一路構想に参加した。これは主として、西側の経済的「覇権」に対抗することを目的とした貿易・投資の枠組みである。
関連記事
2026年4月、イランとの交渉決裂を受け、米国はホルムズ海峡の「限定的封鎖」という実力行使に踏み切った。全面戦争を避けつつ、イランの急所を突くワシントンの冷徹な「勝利の定義」と、その戦略的規律を解説する
米国がイラン対応に集中する一方で、中国は南シナ海で軍事拠点化や艦船配備を拡大している。地域の勢力バランスが静かに変わり始めている
設立20周年を迎え「世界第一のショー」と称賛される神韻芸術団。中国共産党による執拗な妨害工作を跳ね除け、なぜ彼らは五大陸で主流社会を魅了し続けるのか。中共が恐れる「真・善・忍」の力と、神韻が世界を席巻する9つの理由を解き明かす
NASAは、月面基地建設や予算再配分による探査加速を鮮明にした。トランプ氏の主導で米国は、中国との宇宙覇権争いで圧倒的優位に立ち、月の戦略的支配を狙う
熊本県にある陸上自衛隊駐屯地に配備された初の「25式地対艦ミサイル」は、射程約1千キロで、中国沿岸および東シナ海の大部分をカバー。この配備により、日本は「遠距離打撃」を実施可能となり、「反撃能力」を備えた。