「スーパーエイジャー」はなぜ認知症にならないのか 研究で判明した理由
人間の脳は加齢とともに衰える。しかし、80代や90代であっても、50代や60代と同等の記憶力を維持している人々がいる。イスラエルと米国の科学者による最新の研究で、これら「スーパーエイジャー」の脳には再生能力があり、同年代の人々よりも多くの新しいニューロン(神経細胞)を生成していることが明らかになった。
80歳を超えても明晰な頭脳を持ち、日常の出来事や過去の個人的な経験を50代、60代並みの認知能力で記憶している人は、スーパーエイジャーと見なされる。この現象は、老化後も脳が生物学的な活性や適応性、柔軟性を維持できることを示唆しているが、その背後にある理由は長らく謎のままであった。
先日、科学誌『ネイチャー(Nature)』に掲載された研究によると、研究チームがスーパーエイジャーの脳サンプルを詳細に分析した結果、「若いニューロン」が重要な役割を果たしていることが判明した。スーパーエイジャーが生成する若いニューロンの数は、健康な成人の2倍、アルツハイマー病患者の2.5倍に達していたという。
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