3月1日、イラン反体制派指導者レザー・パフラヴィを支持するデモ参加者が、イラン最高指導者アヤトラ・ハメネイの死亡を受けてパリで祝意を示した。参加者の一人は「ありがとう、トランプ大統領」と書かれたプラカードを掲げている (Benoît Durand / Hans Lucas via AFP)

ハメネイ殺害の舞台裏 イスラエルは交通カメラと警護ルートを掌握

イランの最高指導者ハメネイ師が、アメリカとイスラエルによる空爆で死亡した。英メディアは、イスラエルが長年にわたりイラン首都テヘランの交通カメラをハッキングし、ハメネイ師の警護員を厳重に監視していたと報じた。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、2月28日、イラン高官を警護する警護員や運転手は、テヘランのパストゥール通り付近で任務に就いていた。ハメネイ師はその後、同通り周辺でイスラエルによる空爆を受けて死亡した。当時、イスラエルは現場の動きを監視していたという。

事情に詳しい関係者2人によると、イスラエルは長年にわたりテヘランのほぼすべての交通カメラに侵入し、監視映像を暗号化してテルアビブやイスラエル南部のサーバーに送信していた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党の未登録代理人として起訴された張婉瑩の事件をめぐり、元米防諜当局者が中共国家安全部の活動手法について説明。任務の分担や移動経路、通信方法などを挙げた
イランが戦闘再開に備えてミサイル備蓄を再建し、米国系ハイテクインフラへの攻撃を警告している。海上封鎖や経済難を背景に先制攻撃の懸念が高まる中、イスラエルも警戒態勢を強化。緊迫化する中東情勢を報じる
サウジアラビアの首都リヤドの国際空港でテロ攻撃が発生し、12人が死亡、300人以上が負傷した。サウジ主導の連合軍はイエメンのフーシ派による犯行とみて非難し、米トランプ大統領も強く糾弾している
トランプ米大統領は国連総会で演説し、イランに対し核放棄の「合意」か軍事的な「壊滅」かの二者択一を迫った。過去の軍事作戦の成果を強調しつつ、中間選挙後の合意成立を見込み、完全な経済的孤立への協調を呼びかけた
紅海情勢の緊迫を受け、サウジアラビアが中国共産党に協力を要請。中国はイランにフーシ派への影響力行使を求めたが、イラン側は応じなかったとされる。迎撃ミサイル不足や中東のエネルギー輸送への影響も浮上している