トランプ氏の対中戦略か イラン攻撃で「周辺切り崩し」進むとの分析
米国とイスラエルは連携してイランの最高指導者アリー・ハメネイ師を殺害し、イランの軍事施設と核関連施設に深刻な打撃を与えた。この軍事行動により、長年イランと緊密な関係を維持してきた中国共産党(中共)は、中東における重要な戦略拠点となる同盟国を失いつつある。学者の間では、この動きはドナルド・トランプ氏の周辺から切り崩す戦略の一環であり、中共の戦略的生存空間を段階的に圧縮し、中国とロシアの間に亀裂を生じさせ、最終的に中共を末期ソ連のような状態へ追い込む狙いがあるとの見方が出ている。
イランは中国にとって重要な原油供給国の一つであり、イラン情勢の不安定化は中共政府のエネルギー安全保障と経済の安定に直接影響する。さらに重要なのは、イランが中共の中東戦略における重要な拠点である点である。中共政府は「25年包括協力協定」や「一帯一路」構想の下でのインフラ整備と経済協力を通じて、イラン政府を米国の影響力に対抗する重要なパートナーと位置づけてきた。
台湾の国防安全研究院の副研究員、謝沛学氏はイラン政権が崩壊すれば中露イランの権威主義連携に大きな穴が生じ、ロシアの側面防衛も弱体化すると指摘する。そのうえで謝沛学氏は「米国が軍事手段で政権交代を実現できると示した事実自体が、台湾問題を巡る中共の抑止計算を揺るがし、中共政府を強く不安にさせる」と述べた。
関連記事
米司法省は、暗号資産投資詐欺やサイバー詐欺で得た資金の移転や洗浄を支援していた疑いで、カンボジアを拠点とする匯旺集団関連のクラウドサービスのアカウントを差し押さえた
17日、日本人の男女9人を含む外国人17人が特殊詐欺関与の疑いで現地当局に拘束されたことが分かった。ラオス警察当局が22日に発表
中国共産党の「民族団結進歩促進法」施行を前に、台湾の頼清徳総統が越境弾圧への警戒と民主国家の連携強化を訴えた
コンゴでエボラウイルス病の感染拡大が続いている。公式報告によると、現地で確認された感染者は1千人を超え、死者は250人を上回った
台湾国防部は6月23日、中国初の電磁カタパルト搭載空母「福建」が台湾海峡を通過したと発表した。中共軍の空母による同海峡通過は4月以来だ。台湾軍は全行程を厳重に監視した