イラン空爆 中東「ならず者同盟」を解体 中露にも警告
ウクライナのゼレンスキー大統領は2月28日、米国によるイランへの空爆作戦を公に支持した。ゼレンスキー氏は、イランが長年にわたり「プーチンの共犯者」として行動してきたと非難した。専門家の分析によると、トランプ大統領は今回の空爆によって中東の「ならず者同盟」を瓦解させるとともに、従来の「仲介外交」を打破する狙いがあるとみられる。
ゼレンスキー氏は「イラン政権はプーチンの共犯者となる道を選び、シャヘドドローンを彼に提供してきた。それはドローンそのものだけではなく、その関連技術まで含まれている。イランはロシアにその他の兵器も提供している。ロシア・ウクライナ戦争の間に、ロシア側は延べ5万7千機以上のシャヘド攻撃型ドローンを使用してウクライナを侵略した」と述べた。
ゼレンスキー氏は28日のビデオ演説でも、イランがロシアにシャヘドドローンおよび製造技術を提供し、4年にわたる戦争で侵略兵器の製造を支援していると改めて非難した。
関連記事
米・イスラエルによる対イラン作戦が4週目に突入。トランプ政権は大規模な地上戦を否定しつつも、海軍陸戦隊を増派しホルムズ海峡の制海権奪還を狙う
イラン革命防衛隊は、ワシントンがイランのエネルギー施設を標的にした場合、米国株を保有するあらゆる企業を「完全に破壊する」と表明した
イランを支持する組織が「海外の他の米国の権益」や世界各地の米国人を標的にする可能性があると、警告は伝えている
イランは20日、インド洋に位置する米英共同軍事基地「ディエゴガルシア」に向けて弾道ミサイルを発射した。射程はおよそ4千キロメートルだ。図らずもイランはミサイルの射程が欧州に届く可能性を示した。
米以による「エピック・フューリー作戦」が4週目に入り、専門家はイラン政権が実質的な崩壊状態にあると分析。反撃能力を喪失し指導部も機能不全に陥る中、核施設やミサイル網の完全排除に向けた戦局の行方が注目される