木原稔官房長官 (Photo by JIJI Press / AFP via Getty Images) / Japan OUT

日本政府の方針 ハメネイ師死亡ホルムズ海峡封鎖受け 

2026年3月2日午前、木原官房長官は定例記者会見において、緊迫化する中東情勢に対する日本政府の認識と対応方針を明らかにした。

3月1日、イラン政府は攻撃による最高指導者ハメネイ師の死亡を発表した。これを受け、日本政府は今後のイラン国内の動向を注視する姿勢を示した。中東地域の平和と安定、エネルギー安全保障、そして国際的な核不拡散体制の維持は日本にとって極めて重要であり、事態の早期沈静化に向けてG7や湾岸諸国と連携し、あらゆる外交努力を行うとしている。なお、今回のイスラエルおよび米国による攻撃については、詳細な事実関係を把握する立場にないとして確定的な法的評価は差し控えている。

1日には、イラン革命防衛隊がホルムズ海峡などでアメリカとイギリスの石油タンカー3隻をミサイルで攻撃した。これにより周辺には被害を懸念する多数の船舶が停泊し、事実上の海峡封鎖状態となっている。中東から日本へ向かう原油タンカーの中にも、ペルシャ湾内で待機しているものがある。 しかし、現状では国内の石油需給に直ちに影響が生じるとの報告はない。日本のエネルギー備蓄状況は現在以下の通り確保されている。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ政権によるホルムズ海峡封鎖とイラン戦争の行方を、軍事・経済・地政学の視点から鋭く分析。欧州の凋落、中国の台湾への警戒、そして「ポスト海峡時代」を見据えた湾岸諸国の戦略から、世界の真の新秩序を読み解く
イランがホルムズ海峡の「厳格な軍事監視」再開を宣言。米国の海上封鎖への対抗措置として、通航タンカーへの発砲も報告された。トランプ米大統領による停戦延長の不透明感も相まって、緊迫した情勢が続いている
トランプ氏は、「米国は、我が国の偉大なB-2爆撃機によって生成されたすべての核の『塵』を受け取る。いかなる形でも、金銭の授受は行われない」と述べた
イランのアラグチ外相は17日、ホルムズ海峡を商用船舶に全面開放すると表明した。ただ、現場では通航の正常化は進んでおらず、海運各社も慎重な姿勢を維持している。こうした中、クルーズ船1隻が戦闘開始後初めて同海峡を通過した
ホルムズ海峡の開放をめぐっては、イラン政府とイラン革命防衛隊の間で見解の違いが浮上。トランプ氏は「今後どうなるか見ていこう」と述べた一方、「大きな対立にはならない」と考えている