社会主義の代償 ベネズエラが示す国家転落の現実
今年初め、ベネズエラのマドゥロ夫妻が電撃的に拘束され、米国に連行された事件は、米国が数か月にわたって同政権に加えてきた圧力の帰結だ。
トランプ米大統領や政権高官らは、マドゥロ氏および側近たちを「麻薬テロリスト」と呼び、米国の現行法を踏みにじり、大量の違法薬物を売りさばいて利益を得てきた巨大な犯罪組織の首謀者だと非難している。輸入された薬物は、結果として米国人の命を奪った可能性すらある。
もっとも、ベネズエラ政権の今後がどうなるかは不透明だ。しかし、なぜこの国家が現在の状況に至ったのか、そして米国人がそこから何を学ぶべきかを理解するために、少し洞察する価値はある。ベネズエラが専制的かつ犯罪的な体制へと転落していった過程は、決して他人事ではない。
関連記事
『論語』学而篇の「礼の用は和を貴しとなす」を解説。真の「和」とは単に波風を立てないことではなく、違いを認め合い秩序を保つこと。「礼」を通じて多様な人々が共生し、徳を社会に実践する本質に迫ります
中露朝の軍事的連携や対日攻勢が激化する東アジア情勢。崩壊しつつあるインド太平洋戦略と強硬姿勢を強める中国の狙いとは何か。その背景にある中国国内の経済減速と富裕層流出の危機から真相を読み解く
中国共産党(中共)中央テレビのドキュメンタリー『江沢民』は、1999年7月20日前後に起きた出来事が、人々が想 […]
憲法や法律などの制度は、地盤の上に建つ「家」にすぎない。社会を真に支える「地盤」とは一体何なのか。制度の形骸化が進む現代において、私たちが足元の道徳的習慣をいかに築き直すべきかを問いかけるシリーズ最終篇
中国共産党の監視技術が世界へ拡大している。ファーウェイなどが提供するAIカメラや通信網は、各国の「スマートシティー」を監視網に変えるのか