黎智英氏の詐欺罪 逆転勝訴で刑期短縮
木曜日(2月26日)、香港上訴法庭(高裁に相当)は、壱伝媒(ネクスト・デジタル)創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏に対する詐欺罪の有罪判決と刑罰を取り消す裁定を下した。これにより、国家安全維持法(国安法)事件に関連して加算されていた刑期が変更される。最新の推計によると、現在78歳の黎氏は、早ければ2040年、つまり92歳の時に出所できる見通しとなった。
黎氏は、1998年から2020年までの22年間にわたり、家主である香港科技園公司に無断でアップル・デイリー本社ビルの一部を第三者である力高顧問有限公司に転貸したとして起訴されていた。一審法廷は、黎氏が契約違反の事実を意図的に隠蔽したことは刑事上の詐欺にあたると判断し、2022年に禁錮5年9カ月と罰金200万香港ドルの判決を言い渡した。
しかし、香港上訴法庭は木曜日の判決文において、全く異なる法的解釈を示し、「契約違反」は「詐欺」と同義ではないと結論付けた。裁判官は、一審の裁判官がこの「民事上の契約違反トラブル」を強引に刑事レベルの「詐欺罪」へと引き上げた点について、法的な根拠が不十分であると指摘。黎氏の逆転勝訴を認め、すべての刑罰を取り消した。
関連記事
習近平を笑いのネタにしたら、店に塗料と糞便。しかも、ここは中国ではなく台湾だ。台湾検察が指摘した中国の「越境弾圧」とは
台湾有事をめぐる米側の見方に変化。「2027年」が中国軍の能力整備の節目とされる一方、戦備に遅れ。2028年の台湾総統選を見極める可能性も指摘される。リスクはなお残る
中国で10月1日、国防動員法の改正法が施行された。民間資源の「徴収」を新設し、平時から戦時への迅速な転換を明文化。台湾で警戒感が広がる一方、国内統治や資源統合が主眼との見方も
1971年に採択された国連総会第2758号決議(アルバニア決議)を巡り、台湾の国際的地位や国連参加をどう位置付けるかについて、中国と台湾の違いが改めて浮き彫りとなっている。
習近平が訪米中、第二次世界大戦の歴史に言及したことを受け、台湾の大陸委員会は、中共が誤った歴史観を広めても、第二次大戦中に米国の強固な同盟国だったのが中華民国であるという歴史的事実を消し去ることはできないと指摘した