南鳥島沖でレアアース泥採取 自衛隊が警戒 中共の妨害に備え
政府はこのほど、南鳥島沖の深海海底で希土類(レアアース)を含む深海泥を採掘した。中国共産党(中共)による妨害の可能性が指摘される中、小泉防衛相は2月25日、自衛隊が関連作業を継続的に監視し、警戒に当たっていると明らかにした。
今年2月、地球深部探査船「ちきゅう」は、南鳥島沖の排他的経済水域(EEZ)で、水深約6千メートルの海底からレアアースを含む深海泥を採掘した。
小泉防衛相は同日、Xに自衛隊機が撮影した空撮写真を投稿し、海域で試掘を行う「ちきゅう」の様子を紹介。「自衛隊が『ちきゅう』を守っています」と記した。
海洋研究開発機構は1月9日、悪天候のため「ちきゅう」の出航を1月12日に延期すると発表した。同日「ちきゅう」は静岡県の清水港から出航した。一方、作業海域では中共調査船1隻と海警船2〜3隻が確認され、日本側はこれをグレーゾーン妨害行為とみている。
グレーゾーン妨害活動とは、海警船が前面で圧力をかけ、その背後に駆逐艦と護衛艦が待機することを指す。報道によると、この「三層構え」は他国の資源開発を阻止する際に中共が用いる典型的な手法だと指摘されている。
日本が南鳥島周辺でレアアースを含む深海泥の試掘を進める背景には、レアアースの対中依存度を下げ、資源安全保障や経済安全保障を強化する狙いがある。
中共は長年にわたり世界のレアアース供給を主導しており、過去には日中関係の緊張時に輸出を制限した経緯もあることから、日本は自国のEEZ内で重要資源の確保を進めている。
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