軍粛清の最中 習近平がトランプ氏・プーチン氏と同日に電話会談 国際的支持取り付け狙いか=専門家

中国共産党(中共)の習近平党首は、世界情勢を巡り米国のドナルド・トランプ大統領およびロシアのウラジーミル・プーチン大統領と同日にそれぞれ電話会談を行い、米国産農産物の購入を大幅に増やすと表明した。

複数のアナリストは、今回の動きは中央軍事委員会副主席だった張又俠の失脚を巡る党内の激しい権力闘争のさなかに行われたもので、習近平党首が対外関係を通じて自らの権力基盤を固め、国際的な支持を取り付けようとする試みを反映していると指摘している。これにより、党内の権力危機が浮き彫りになったとの見方もある。

中国外務省は、習近平が2月4日、プーチン大統領およびトランプ大統領とそれぞれ電話会談を行い、両首脳を中国に招待したと発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党の習近平がこのところ、元総書記の江沢民を異例ともいえる形で称賛している。専門家は、その背景には、共産党大会の次回開催を前にした習近平の権力維持に向けた思惑があると分析している。
中国の元首相・朱鎔基への献花は管理され、ネット投稿も制限か。当局は、追悼が政府への不満に広がることを恐れている
中共の治安・司法部門で過去の事件をさかのぼる大規模調査が進んでいる。権力と金銭をめぐる癒着や軽い量刑を再調査し、海外移住者には国内の家族を通じて帰国を求める動きも出ている
江沢民の生誕100年大会が北京で開催。温家宝や王岐山らが出席する一方、胡錦濤は姿を見せず。かつての党指導部の出欠が、習近平体制下の「政治の風向き」を映すとして注目されている
中国の元首相・朱鎔基の告別式が18日、北京で開かれる。注目は胡錦濤ら長老の出席だ。中共指導部の「異変」を読み解く上でも重要な場となる。