2025年4月2日、山東省の青島港に停泊している貨物船の様子を示している。(STRINGER/AFP via Getty Images)

中国当局は自国の政策ニーズを読み誤っている

中国の国家発展改革委員会(NDRC)は、国内経済の不均衡を認めている。中国は、国内のニーズや需要をはるかに上回る供給能力を抱えており、輸出に過度に依存せざるを得ないという危うい状況にある。

これに対し、同委員会は需要、特に中国の消費者需要を喚起すると主張する政策を公表した。しかし、同委員会が打ち出した新政策の多くは、生産設備の拡張や近代化への投資に重点を置いている。こうした活動は、その性質上、供給をさらに増加させるものであり、経済の不均衡と輸出依存を一段と悪化させることになるだろう。

消費支出を増やすために委員会が提示した案は、「脆弱」としか言いようがない。当局は、昨年導入した「買い替え補助金」を継続すると発表した。この施策の狙いは、自動車や家電製品の買い替えを促すことで、中国の消費者がより自由に新製品を購入できるようにすることだった。

▶ 続きを読む
関連記事
『論語』学而篇の「礼の用は和を貴しとなす」を解説。真の「和」とは単に波風を立てないことではなく、違いを認め合い秩序を保つこと。「礼」を通じて多様な人々が共生し、徳を社会に実践する本質に迫ります
中露朝の軍事的連携や対日攻勢が激化する東アジア情勢。崩壊しつつあるインド太平洋戦略と強硬姿勢を強める中国の狙いとは何か。その背景にある中国国内の経済減速と富裕層流出の危機から真相を読み解く
憲法や法律などの制度は、地盤の上に建つ「家」にすぎない。社会を真に支える「地盤」とは一体何なのか。制度の形骸化が進む現代において、私たちが足元の道徳的習慣をいかに築き直すべきかを問いかけるシリーズ最終篇
気候変動対策がもたらす経済的代償と、政策批判を「科学の否定」として封じる言論空間の歪みを検証。観測事実・因果関係・政策妥当性の三層を整理し、政治的ドグマに囚われない合理的な議論のあり方を問い直す
湿気で体が重い・胃腸が疲れる時に!自炊なしでもOK、コンビニの組み合わせだけで「脾」を養い余分な湿気を逃す簡単薬膳ランチをご紹介。食材の選び方を知るだけで、いつもの昼食が体をいたわる養生食に変わります