中国当局は自国の政策ニーズを読み誤っている
中国の国家発展改革委員会(NDRC)は、国内経済の不均衡を認めている。中国は、国内のニーズや需要をはるかに上回る供給能力を抱えており、輸出に過度に依存せざるを得ないという危うい状況にある。
これに対し、同委員会は需要、特に中国の消費者需要を喚起すると主張する政策を公表した。しかし、同委員会が打ち出した新政策の多くは、生産設備の拡張や近代化への投資に重点を置いている。こうした活動は、その性質上、供給をさらに増加させるものであり、経済の不均衡と輸出依存を一段と悪化させることになるだろう。
消費支出を増やすために委員会が提示した案は、「脆弱」としか言いようがない。当局は、昨年導入した「買い替え補助金」を継続すると発表した。この施策の狙いは、自動車や家電製品の買い替えを促すことで、中国の消費者がより自由に新製品を購入できるようにすることだった。
関連記事
ドイツは中国の通貨政策や国家補助金、安全保障行動を問題視し、G7など民主主義国による協調対応を提唱。経済と安保の両面で対中姿勢を転換している
ロシアは大規模攻撃を続けるが、死傷者の増大や国内不満で先行きは不透明。ウクライナは欧州支援と技術優位で持ち直し、戦局は一方的劣勢ではなくなりつつある
2026年上半期、中共軍の台湾海峡・西太平洋での活動は大幅減。背景には指揮系統の混乱、装備・維持管理の課題、日米の抑止強化があり、対外行動は全体に抑制的となっている
欧州経済の低迷を機に、ケインズ主義の「節約のパラドックス」を痛烈に批判する論評。過剰消費と政府債務が招いたゾンビ国家化を指摘し、真の経済成長には安易な金融緩和ではなく、地道な「貯蓄と投資」こそが必要だと説く
トランプ氏によるイラン核施設への軍事攻撃を支持する政治評論。核開発の手遅れになる前の「行動」こそが、危機を回避し世界をより安全にしたと論じる