トランプ氏の4月訪中を前に検討すべき重要要因
ドナルド・トランプ米大統領は4月に北京を訪問する計画だと述べた。しかし、中国共産党(中共)上層部での内紛激化、習近平党首による苛烈な軍粛清、極度の政治的不確実性、中共政府が守らない約束、そして広範な国民の変革要求を踏まえると、4月の訪中は時期尚早であり、利益よりも害が大きい可能性がある。
1月24日、習近平政権は政治局委員で中央軍事委員会副主席の張又侠、ならびに中央軍事委員で統合参謀部長の劉振立を「重大な規律・法令違反」の疑いで調査すると突然発表した。これは中共が高官の汚職や政治調査を公表する際の定型表現である。
2022年の第20回党大会終了以降、中共上層部の内紛としては最も異例かつ衝撃的な局面といえる。1971年に毛沢東が後継者に指名した林彪副主席がモンゴルで墜落死した事件にたとえる向きもある。当時、林彪と家族は1971年9月13日に英国製トライデント機でモンゴル上空を飛行中に墜落したとされるが、経緯は中国共産党からは公表されておらず、不透明なままだ。
関連記事
中国が最近発表した五カ年計画には、習近平が以前から強調してきた内容がほとんどそのまま盛り込まれている
空の異変を嘆く前に、足元の土壌を直視せよ。農地で急増するアルミニウム毒性の真因は、散布物ではなく土壌の酸性化と生態系の破壊にある。管理の失敗を認め、再生農業によって「土の守る力」を取り戻す道を説く
国連はもはや米国の理想を反映した場ではなく、中国共産党に「乗っ取られた」機関に変質した。巨額の資金を投じながら主導権を奪われた米国の失策と、25年に及ぶ中国の巧妙な浸透工作の実態を鋭く告発する
トランプ政権によるホルムズ海峡封鎖とイラン戦争の行方を、軍事・経済・地政学の視点から鋭く分析。欧州の凋落、中国の台湾への警戒、そして「ポスト海峡時代」を見据えた湾岸諸国の戦略から、世界の真の新秩序を読み解く
戦争は破壊をもたらす一方で、医学を飛躍的に進化させる「残酷な教室」でもあった。トリアージの誕生から現代の政治的圧力まで、歴史の光と影を検証。医学が権力の道具と化す危うさを説き、不変の倫理を問い直す