2022年8月8日、中国安徽省阜陽市の女性小児病院で看護師が新生児の世話をしている(CFOTO/Future Publishing via Getty Images)

中国出生率が過去最低 減少の要因は?

中国国家統計局のデータによると、2025年の出生数はわずか792万人だった。これは1949年(1275万人)以来、最低の数字である。2016年の1786万人と比較すると、1千万人近い減少だ。この出生率の急落は、中国の人口危機がかつてないレベルに達したことを示している。

これは、中国共産党(中共)がさまざまな家族計画・産児制限政策を通じて中国国民に与えた、最も深刻な害悪の一つである。共産党の産児制限政策がもたらした帰結は、多世代にわたる負担となり、その流れを覆すことは極めて困難である。

振り返れば、共産党による強制的な家族計画政策は、当初から根本的に誤っていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす
米国の軍事行動によりイランが経済的・軍事的に窮地に立つ今、中東から中国・ロシアに至る世界の勢力均衡が変化している。同盟国欧州の非協力的態度を批判しつつ、トランプ政権による戦略的勝利の兆しを論じる
中東は「敵か味方か」だけでは語れない、複雑な利害が絡む場所。2026年、米国が仕掛けた「二重封鎖」という新戦略が、イランや中国の計算をどう狂わせるのか。平和を揺るがす「急所」の正体を分かりやすく解説