植物の真菌性疾患を防ぐには? 適切な水やりが鍵

植物を育てているなら、適切なタイミングで適量の水を与えることはとても大切です。水やりの時間帯を誤ると、植物が真菌性疾患にかかる可能性があり、最悪の場合、枯れてしまうこともあります。ここでは、専門家のアドバイスを見てみましょう。

イギリス王立園芸協会は公式サイトで、水やりは植物が健やかに成長するための重要な要素だと指摘しています。つまり、ただ庭の植物に水を与えるだけでは不十分で、適切な方法での水やりが求められています。

同協会は、植物への水やりに最適な時間帯は朝だと推奨しています。太陽が昇り、植物が水分を吸収し始める時間帯だからです。夕方に水やりをするよりも、朝の早い時間帯に水やりを終えれば、葉や土壌の表面がより長く乾燥した状態を保ちやすくなり、その結果、ナメクジやカタツムリ、カビの繁殖を抑えることにつながります。

イギリス紙『デイリー・エクスプレス』によると、同国の園芸専門家ハリー・ボデル氏は、「早朝は水やりに最適な時間です。涼しい空気の中で水が土に浸透し、根に吸収されやすくなります。また、早い時間に植物が乾き、日中も乾燥した状態を保てれば、病気のリスクも下がります」と説明しています。

ボデル氏はさらに、「遅い時間帯、特に夜間に水やりをすると、葉や土壌に水分が長くとどまり、真菌の繁殖を招くため避けるべきです」と注意を促しています。

根腐病は植物によく見られる病気で、過剰な水分がたまることで起こります。そのほか、斑点病やベト病なども発生することがありますが、水やりを朝に行うことで予防につながるとされています。

一名女子在替花園裡的植物澆水。(Shutterstock)
庭の植物に水をやる女性。(Shutterstock)

 

またボデル氏は、水やりをする際には浅く何度も行うのではなく、土の奥深くまで水が届くように与えるべきだと勧めています。彼は、「深く水を与えることで根が下へ伸び、植物が健やかに育ちます。逆に、表面だけを頻繁に濡らしても、根は土の浅い部分にとどまってしまいます」と説明しました。

植物が水を必要としているかどうかを確認する方法としては、指を土に約5センチ差し込んでみて、乾いていれば水やりのタイミングだとされています。

さらにボデル氏は、「毎回手動で水やりをする時間がない場合は、タイマーを使って自動的に水やりを設定することもできます」と述べ、点滴灌漑やホース、スプリンクラーといった方法を活用することで、安定した水やりが可能になると助言しています。

もし定期的に水を与えているにもかかわらず、植物がしおれて枯れそうになっている場合は、水やりの方法が適切でない可能性があります。

イギリスの園芸専門家でインフルエンサーのサブリナ氏は、水やりの際に多くの人が陥りがちな誤りとして、「植物の上から水をかけること」を挙げています。何気なく行ってしまいがちですが、その方法では植物が細菌や真菌に感染し、病気になりやすくなります。

彼女は、「植物を健康に保つには、株元から水を与えるべきです。葉を濡らさないようにしないと、植物が早く枯れてしまうことがあります」と説明しています。

イギリス王立園芸協会もまた、水やりの際は必要な部分、つまり根元に水を届けるべきであり、葉に水をかけるべきではないと指摘しています。葉が濡れると真菌が繁殖しやすくなるうえ、表面の水分が蒸発しやすくなってしまう可能性もあります。

(翻訳編集 正道勇)

陳俊村