元CAが注意喚起 機内でやってはいけない3つのこと

多くの人が、飛行機で帰省したり、友人を訪ねたり、海外旅行をした経験があるでしょう。空の旅は、どうしても不安や緊張を伴いがちです。そんな中、元客室乗務員の女性が、飛行機旅行を台無しにしかねない「よくあるミス」について注意を呼びかけています。

「ニューヨーク・ポスト」の報道によると、元客室乗務員のスカイ・テイラー氏は、『Luxury Travel Daily』および「Jam Press」のインタビューで、何気ないフライトを一気にストレスだらけの体験に変えてしまう3つの問題があると語っています。
 

1.機内の手荷物収納スペースを占領する

テイラー氏によると、休暇中や帰省、海外旅行の乗客は、着替えの衣類やお土産など、多くの荷物を持ち込む傾向があります。

荷物が増えると機体の重量が増すだけでなく、頭上の手荷物棚に収納する際にトラブルが起こりやすくなります。手荷物棚のスペースを巡る争いは、しばしば乗務員の介入を招き、搭乗手続きが遅れる原因になります。場合によっては、客室に持ち込んだ荷物を降ろさなければならないこともあります。

手荷物棚が満杯になると、特に影響を受けやすいのは、機内持ち込み荷物だけで搭乗している乗客です。テイラー氏は、「全員分の荷物を頭上の棚に詰め込むのは本当に悪夢のようで、その負担を最前線で受けるのは客室乗務員です」と語っています。

礼儀作法の専門家であり、フロリダ州の元客室乗務員でもあるジャクリーン・ホイットモア氏は、FOXニュース・デジタル版に対し、乗客は自分の荷物が手荷物棚や前の座席下に無理なく収まるかを事前に確認すべきであり、許可なく他人の荷物を動かすべきではないと指摘しています。

テイラー氏とホイットモア氏はいずれも、荷物が多い場合は、複数のバッグを機内に持ち込むのではなく、大きめのスーツケースを預け入れることを勧めています。

客室乗務員がスーツケースを置いている。(Shutterstock)

 

2.冬の天候への備えが不十分

テイラー氏は、冬の天候が原因でフライトが遅延するケースは非常に多いと指摘します。多くの乗客は、待ち時間の長さや、その間に機内がどれほど冷える可能性があるかを過小評価しがちです。

「たとえジャマイカのような南国へ向かうフライトでも、必ず防寒用の上着を持ってください」と彼女は言います。「滑走路で長時間待たされることもありますし、機内の空調は通常暖かいとはいえ、場所によってはかなり冷えることもあります」

また、ニューヨークのような寒冷地を出発する便は、降雪や機体の除氷作業によって特に遅延しやすいとも付け加えています。

ホイットモア氏も、冬のフライト遅延時には、事前の準備と同じくらい、周囲への配慮やマナーを保つことが重要だと述べています。

大雪の中の飛行機。(ジム・ヴォンドルスカ/Getty Images)

 

3.乗務員に対する無礼な態度

テイラー氏は、遅延や混雑への苛立ちが、乗客の不適切な行動につながることがあると指摘します。

特にクリスマス前後は、乗客も航空会社のスタッフも大きなストレスを抱えているため、職員に対する暴言が増えやすいといいます。「私たちも皆さんと同じ人間です」と彼女は語っています。

また、客室乗務員に怒鳴っても、遅延が早まったり、問題が解決したりすることはありません。というのも、乗務員自身も、多くの場合、直前になって初めて状況を知らされる立場だからです。

ホイットモア氏もこの意見に同意し、旅が思い通りに進まないときこそ、相手への敬意を忘れないことが何より大切だと強調しています。

「客室乗務員は、あなたの安全を守るためにいるのであって、あなたに仕える存在ではありません」と彼女は語っています。

許家琳