現在の中共軍の情勢はまさに「嵐の前夜」を思わせる、極度に緊張した状態にあるとみられている(Feng Li/Getty Images)

張又俠事件の行方 今後の注目点は

中国共産党(中共)中央軍事委員会副主席の張又俠と、中央軍委統合参謀部参謀長の劉振立が当局により正式に調査対象とされた後も、中共内部の権力闘争をめぐる情報が相次いで伝えられる。粛清の行き過ぎが反動を招くのではないか、張又俠を支持する部隊が北京へ向かっているのではないかといった観測も出ている。現在の中共軍の情勢はまさに「嵐の前夜」を思わせる、極度に緊張した状態にあるとみられる。

1月24日、中共政界に衝撃が走った。中共国防部は、張又俠と劉振立が「重大な規律違反・法令違反の疑い」で立件され、審査・調査を受けていると発表した。この発表は、北京の権力構造が保ってきた表面的な均衡を崩しただけでなく、中共政局が大規模な動揺局面に入るのではないかとの国際的な関心を呼んでいる。

元中共幹部が明かした内部情報によれば、今回の軍最高幹部を標的とした粛清は、本質的には「逆方向のクーデター」に当たるものであり、それに伴う「軍の反乱」リスクが、現在の習近平体制にとって最大の脅威になっているという。

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