2026年1月24日、仏南西部トゥールーズで行われた、イランのイスラム体制による弾圧の犠牲者とされる約2万人を追悼する集会で、スローガンが書かれたプラカードを掲げる参加者(Pat Batard / Hans Lucas via AFP)

イラン保健省高官 抗議弾圧による死者「48時間で3万人超の可能性」

昨年12月28日以降、イラン各地で市民による抗議活動が続いている。当初は経済危機への対応を政府に求める動きだったが、次第にイスラム体制の打倒を訴える抗議へと発展し、活動は1月8日と9日にピークを迎えた。政府はこの間、電力やネットを遮断したうえで治安部隊を動員し、市民に対する大規模な弾圧を行ったとしている。最新の情報では、わずか48時間の間に、3万人以上が当局によって殺害されたと伝えた。

イラン保健省の高官2人は、「タイム」誌に対し、1月8日と9日の2日間だけで、最大3万人が街頭で命を落とした可能性があると証言した。治安部隊による殺害の規模が極めて大きく、遺体処理能力が限界を超え、遺体袋が不足したため、救急車の代わりに18輪の大型トレーラーを動員したという。

政府内部で集計したとする未公開の死亡統計は、1月21日に最高指導者ハメネイ師が発表した死亡者数3117人を大きく上回っている。3万人という数字は、人権団体が把握している犠牲者数をも大幅に超える。アメリカに本部を置く人権活動家通信社(HRANA)」によると、1月24日時点で確認した死者は5459人で、さらに1万7031人について調査が続いている。

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