高市首相の解散意向と「サナエノミクス」の行方 片山財務相会見
片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣は16日、閣議後の記者会見において、高市総理大臣による衆議院解散の意向表明や、進行する円安への対応について政府の見解を示した。政局が流動化する中、経済政策「サナエノミクス」の正当性と、通貨防衛への強い意志を強調する内容となった。
会見の中で片山大臣は、高市総理が日本維新の会の吉村代表らに通常国会での早期解散の意向を伝達したことに言及した。片山大臣は「総理からも、さはさりながら内閣はあるのであって、きちっと仕事をしていかなければならない。ビジネスは重要であるということを言われている」と述べ、自身もG7から帰ってきたばかりで、すぐにスイスでのダボス会議へ出席するなど、政府としての職務を粛々と遂行する姿勢を強調した。
一方で、解散総選挙の実施により、来年度当初予算案の年度内成立が困難となる可能性が高まっている。これに対し片山大臣は、過去の事例やオペレーションを参考にしつつ、国民生活に負の影響が出ないよう「最善の努力」を行うとしたものの、具体的な対応については国会との相談事項であるとして明言を避けた。
関連記事
高市内閣が骨太方針2026原案を公表。「責任ある積極財政」への転換を掲げ、2040年度のGDP1,100兆円目標やシーリングなしの投資枠創設など、日本再興に向けた野心的な具体策の議論が進んでいる
高市総理主導の第6回日本成長戦略会議が開催された。目玉施策『「強く豊かな日本」投資枠』を創設し、緊縮財政を脱却。戦略分野へ官民で370兆円の投資を狙い、投資と賃上げの好循環を加速させる
高市総理はインドを訪問し、経済安保や投資連携の強化を協議する。モディ首相との会談や経済フォーラムを通じ、戦略的利益を共有。中国の威圧を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す
高市総理は29日、対日外国投資委員会の初会合に出席。省庁横断で海外資本による対日投資の安全保障上のリスクを精査し、重要技術の流出を防ぐ体制を構築する。健全な投資を促しつつ、安保上の脅威には厳格に対応する「メリハリ」ある方針を強調した
高市首相が仏紙『ル・フィガロ』に寄稿。G7エヴィアン・サミットに際し、中東情勢を受けたエネルギー安保対策や、AI時代に対応する新FOIPでの日仏連携、宇宙等の産業協力を強化する決意を示した