2026年1月9日、イランのテヘランにて、抗議デモの最中に通りを封鎖して集まるイランの人々 (MAHSA / Middle East Images / AFP via Getty Images)
180都市と町500カ所以上で抗議デモ

イラン抗議デモへの弾圧強化「死刑適用」警告 トランプ氏介入示唆

イラン全土に広がる抗議デモは1月10日の夜通し続き、テヘラン当局は弾圧を強化しているものの、デモが継続していることを認めた。一方、トランプ米大統領は、イラン政権が抗議者に対して致死的な武力行使をエスカレートさせるならば、米国が介入するという警告を繰り返した。

一連のデモは、インフレ急騰とイラン・リアル暴落をめぐって2025年12月28日に始まったが、その後、イランの宗教指導者に対する広範な政治的挑戦へと発展した。イラン当局は、全国的なインターネットおよび電話へのアクセスを遮断し、情報の流れを厳しく制限して犠牲者数の確認を困難にさせた上で、より厳しい対応への準備を示唆した。

1月10日、イラン当局者はさらに言葉を強めた。モハンマド・モバヘディ・アザド検事総長は、デモに参加する者は誰でも「神の敵」として扱われると警告した。この罪はイランの法律の下で死刑に相当する。AP通信が引用したイラン国営テレビによると、この指定は抗議者を支援したと告発された者にも適用され、検察官は寛大さなしに迅速に動くよう指示された。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏は15日、イランは軍事力こそ弱いものの、偽情報の拡散を得意としており、現在はAIを武器として利用し、偽情報を広めていると指摘
イスラエル軍は15日、ハマダーン市の革命防衛隊本部とバスィージ民兵組織を標的に、イラン西部への大規模な空爆を開始した。米軍は深夜、B-52長距離爆撃機を出動させ、対イラン攻撃作戦に加わった
米・イラン戦争は開戦3週目。ホワイトハウス関係者は4〜6週間で完了の見通しを楽観視。イスラエル軍は数千標的を今後3週間の攻撃予定としている。連合軍はイラン高官48人殺害も、イラン外相は戦闘継続を主張
米前副大統領ペンス氏、トランプ政権のイラン攻撃を「約50年に及ぶ戦争の終わり」と強調。ハメネイ師殺害や反政府デモを背景に、政権交代の機会と米中東再進出を語る
トランプ大統領は3月15日、英紙インタビューで、中国がホルムズ海峡の安全確保に協力しなければ習近平との首脳会談を延期すると示した。中国の石油9割が同海峡経由である点を強調し、掃海艦などの支援を求めた