キャノン中山工場の裁員補償を語った動画に表示された制限画面。 「作品は相互フォローのみに公開」とされ、理由として「ぜいたく自慢に関わる内容」と説明されている。(中国のネットより)
感謝の言葉まで「ぜいたく自慢」とされたキャノン裁員騒動

補償金に「感謝」の声 キヤノン工場閉鎖が浮き彫りにした日中企業の待遇差

「ありがとう、キャノン」。

そう書き添えられた動画が、ほどなく中国のネット上から姿を消した。

中国にある日系企業・キヤノンの工場閉鎖をめぐり、解雇された従業員が受け取った補償金を紹介する動画が相次いで投稿された。いずれの動画にも共通して添えられていたのは、「感謝」という言葉だった。

広東省中山市に所在するキヤノン(中山)オフィス機器有限会社は11月21日、レーザープリンター市場の縮小を理由に、生産および事業活動の終了を決定した。提示された補償案は、実際の勤務年数に基づいて支払われるもので、その水準は中国では異例といえる。生産停止に伴い人員整理は行われたものの、従業員からは「最大限の誠意を感じた」「感謝しかない」といった声が相次いで寄せられた。

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