F15(出典:防衛省総合幕僚監部 資料画像)

中共軍機 空自機にレーダー照射 小泉防衛相が厳重抗議

防衛省は6日、沖縄本島南東の公海上空で、中国共産党(中共)軍の戦闘機が航空自衛隊の戦闘機に対し二度にわたりレーダー照射を行ったと発表した。 小泉進次郎防衛相は「航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為だ」と強く非難し、中国側に対し外交ルートなどを通じて厳重に抗議し、再発防止を厳重に申し入れたことを明らかにした。​

防衛省によると、6日午後4時半ごろ、沖縄本島南東の公海上空で、中共海軍の空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機を警戒・監視していた航空自衛隊のF15戦闘機が、断続的なレーダー照射を受けた。 その後、午後6時半過ぎにも、別のF15戦闘機が同じ空域で中共軍機からレーダー照射を受けたといい、いずれのケースでも自衛隊機や搭乗員に被害は確認されていない。

火器管制レーダー(fire-control radar)は、対空ミサイルの精密誘導に用いられ、照射された機体にとっては即時攻撃の可能性を意味する。合理的な理由なく継続的に照射すると、パイロットに回避行動を強いる上、センサーで検知された場合に誤認や反撃を誘発しやすい。

▶ 続きを読む
関連記事
小泉進次郎防衛大臣は先日、三菱重工のドローン生産能力を視察した際の様子をX上で紹介した。しかしその後さらにXで「迎撃ドローン」調達事業への入札を公開で呼びかけ、スピードこそが防衛省の政策推進における最優先事項だと強調した。
立憲民主党の古賀千景参院議員による「豊かな子供は自衛官にならない」との発言に対し、元自衛官の地方議員有志が抗議声明を提出。発言を「自衛官への冒涜」と非難し、謝罪や再発防止を求めた
中国による「歴史ナラティブ戦」や沖縄を巡る認知戦の脅威に対し、日本はどう主権と安全保障を守るのか。16日参院外交防衛委での松田議員と茂木外務大臣の質疑から、日本の対抗戦略を紐解く
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
今、日本はアメリカの傘の下で守られる日本ではなく、日本側が在日米軍を強力に支え、共同で敵の侵略を『拒否』する体制を具体的に構築しており、日本側の能動的な役割と実戦的な備えを強調する段階へ一歩進んでいるといえる