トランプ氏 ベネズエラ地上作戦指示 麻薬組織壊滅狙う
アメリカのトランプ大統領は11月27日夜、米国が「まもなく」地上作戦を開始し、ベネズエラの麻薬密売組織を壊滅させると述べた。この発言により、カリブ海を中心に展開されている米軍の麻薬取締り作戦が、ベネズエラに対する軍事行動へ発展する可能性があるとして、注目が集まっている。
トランプ大統領は全世界の米軍部隊に向けた感謝祭の演説で、空軍第7爆撃航空団が「ベネズエラの麻薬密売人を抑止するために尽力している」として感謝の意を表した。さらに「現在、海上輸送による密輸の約85%はすでに阻止されている……次は地上で彼らを止める番だ」と述べた。
トランプ大統領は続けて、「皆さんも気づいているだろうが、麻薬密売組織は今や海上輸送で(薬物を)運ぼうとしなくなっている。我々はこれから陸上で彼らの活動を止めるつもりだ。陸上の方が作戦を進めやすいが、それもすぐに始まることになる」と語った。
関連記事
トランプ大統領が海軍力強化に向けた新構想を発表した。過去最大級の「トランプ級」戦艦の建造やフリゲート艦の拡充により、米国の造船業復活を目指す
トランプ政権は「容赦なき正義作戦」を開始し、前政権下で所在不明となった不法移民児童約13万人の所在を確認した。性的捕食者の逮捕や被害児童の救出を加速し、児童搾取の撲滅に挑む
人種間の公平性を重視し、停学処分を避けて対話を促す「修復的司法」。しかし米国の学校現場では、処罰の欠如がいじめや暴力の温床となり、秩序が崩壊している。トランプ政権が是正に動く、規律政策の光と影を追う
米政府責任説明局(GAO)の報告書により、バイデン政権下の「特例入国許可(パロール)」制度で数千件の不正が判明。審査の甘さが露呈した。トランプ政権は取り締まりを強化中
トランプ大統領は、高度人材向けの新ビザ「ゴールドカード」の売上が約2,000億円に達したと発表した。100万ドルで居住権を販売し、収益を国家債務返済に充てる。高学歴層の確保と不法移民抑制を狙う