外務省(Shutterstock)

非核三原則めぐる中国大使館の対日批判 外務省が反論

外務省は11月27日、駐日中国大使館がIAEA理事会での中国代表発言を引用し、日本の非核三原則などを根拠なく批判したと指摘し、日本は非核三原則を堅持し、IAEAからも核物質の平和利用が確認されていると反論した。そのうえで、日本は戦後一貫して国際社会の平和と繁栄に貢献してきたとの立場を強調し、既にIAEA理事会の場でも同趣旨の反論を行ったと説明している。​

外務省は、中国側がIAEA理事会での発言を持ち出し、日本の非核三原則や安全保障政策について「根拠のない批判」を行ったと説明し、X上で公に反論した。 日本側は、非核三原則(「持たず、作らず、持ち込ませず」)を「政策上の方針として堅持」していると改めて表明し、中国側の「日本が路線変更を図っている」との主張を退けている。​

また、日本は戦後、平和国家として国際社会の平和と繁栄に貢献してきたと強調し、その姿勢は国際社会から広く理解・支持されているとしている。 あわせて、IAEAが日本のプルトニウムを含むすべての核物質について、厳格な保障措置の下で平和的活動に用いられているとの「包括的結論(broader conclusion)」を出していると紹介し、日本の核物質管理の透明性をアピールしている。​

▶ 続きを読む
関連記事
高市首相は訪中直後のトランプ米大統領と電話会談を実施。中国を巡る経済・安全保障課題やイラン情勢について協議し、日米の緊密な連携と同盟関係を再確認した
米FBIのパテル長官は原和也内閣情報官と会談し、高市政権が進める「国家情報局」新設への歓迎と連携強化を表明した。サイバー防衛や防諜、テロ対策の分野で日本を全面的に支援し、日米の情報連携をさらに強固にする姿勢を示している
グラス駐日米大使が、高市政権の外交を「安倍氏の遺産を発展させたもの」と絶賛。提唱から10年を迎えた「自由で開かれたインド太平洋」構想を軸に、日米同盟の深化と中国への抑止力強化が進む現状を解説
第59回アジア開発銀行(ADB)年次総会で片山財務大臣が演説をおこなった。ADBへの「5つの期待」を軸に、強靱なアジアを築くための具体的な支援策や日本の貢献を語った
茂木外相がケニアで発表した新たな対アフリカ外交戦略を解説。誕生から10年を迎える「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化と、日本とアフリカが共に成長するための「3つの柱」に迫る