自民党・鈴木幹事長 高市総理の財政健全化姿勢を評価 PB目標は数年単位で見直し検討
自民党の鈴木俊一幹事長は11日、党本部で記者会見を行い、高市早苗総理の財政健全化に向けた姿勢について、「責任ある積極財政につながる」と評価した。
基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標を単年度ではなく数年度ベースで確認する考えを示した総理の方針に関し、幹事長は「財政規律を踏まえつつ必要な財政出動を行う両立が可能」と強調した。
会見では、NHK記者がPB黒字化達成目標の扱いについて質問。総理が新たな指針を来年の骨太の方針に盛り込む考えを示した点に触れ、姿勢を尋ねた。
関連記事
高市総理出席のもと開催された第2回日本成長戦略会議。17の戦略分野と8つの横断課題が提示され、即時償却可能な新税制や家事支援の国家資格化など官民連携で日本の国際競争力強化を目指す方針が固まった
24日、第12回デジタル行財政改革会議が開催。深刻な人口減少を見据え、自動運転や生成AI「源内」の活用、法整備を通じた「行政を創り替える」改革で公共サービスの維持と質の向上を目指す
高市内閣が2025年末の成果を公表。ガソリン税・暫定税率の廃止や所得税「年収の壁」打破による大型減税を断行。戦略17分野への投資や防衛力強化、日米同盟の深化により、経済成長と安全保障の両立を図る
木原官房長官は会見で、社会保障の持続可能性確保に向け野党を含む「国民会議」を年明け早期に設置する方針を改めて示した。給付付き税額控除を含む一体改革を、国民に分かりやすく迅速に進める意向だ
自民党は、深刻化する外国人犯罪やサイバー攻撃、特殊詐欺への緊急提言を高市総理へ提出した。トクリュウ壊滅に向けた取締り強化や金融犯罪対策センター構築など、官民連携による治安維持の加速を求めている