イメージ画像(shutterstock)

亡き家族が遺した15億円 恵まれない若者たちに寄付

米ウォール街の法律事務所で働いていた一人のある一般女性が、97歳で亡くなりました。長年にわたり誠実に職務を全うしてきた彼女ですが、亡くなった後、遺産整理をしていた親族を驚かせる出来事が起こります。なんと、彼女は生前ほとんど公にせず、約1千万ドル(約15億円)もの財産を築いていたのです。

遺産のほとんどは、恵まれない若者たちを支援する奨学金に充てられることになりました。実は彼女は、数十年にわたり上司の投資術を学びながら地道に株を購入し、倹約を重ねて財を築いていたのです。

巨富を築いた女性の名前はシルヴィア・ブルームさんで、1919年にニューヨーク市ブルックリン地区で東欧系移民の子供として誕生しました。世界恐慌に直面しながら厳しい時代の中で育ち、働きながら夜間学校に通う努力家でした。

▶ 続きを読む
関連記事
ホテル創業家に生まれながら質素を貫いたミッツィが明かす、家族企業を成功へ導いた価値観と、人としての豊かさを育む生き方。信頼と勤勉に支えられた物語が心に響く。その半生が教えてくれる「成功より大切なもの」とは。
病を抱えながらも夫を想い続けた祖母と、生涯その愛に応えた祖父――静かで深い絆が胸に沁みる実話。支え合う姿の美しさに、夫婦のあり方をもう一度見つめたくなる物語です。
飛行場に取り残された子グマを救ったパイロット。互いに寄り添い生まれた特別な絆と感動の実話が世界を温かく包みます。
わずか16歳でアメリカ最年少の博士号を取得した天才少年ウィマーさん。ペンタゴンとの協力や古代魚ロボット開発まで、驚きの挑戦に迫ります。