中国で10歳男児が腹痛で受診 6つの臓器を切除された
中国で腹痛を訴えた10歳の男児が、病院で腹腔鏡手術を受けた後、6つの臓器を切除される医療事故が発生。家族は2年間、真相解明と公正な対応を求め続けているが、中国医療体制の脆弱さや高額な治療費、SNSでの臓器売買疑惑など、社会的関心が広がっている。
中国本土で、治療中に患者の臓器が切除されるという事例が再び発生した。山東省菏沢市成武県に住む10歳の男児が一昨年、事故で腹部を打撲し腹痛を訴えて診察を受けた。病院では腹腔内に腫瘤があると診断され、手術を勧められた。しかし、手術後に複数の臓器が切除され、男児はその後、通常の食事や水分摂取ができなくなり、長期にわたり静脈栄養により生命を維持している。家族は2年間、真相解明を求めてきたが、いまだに明確な回答を得られていないという。
紅星新聞の10月30日の報道によると、2023年10月26日、当時小学5年生の小燁(シャオ・イェ)は、休み時間に友人と遊んでいた際、腹部をぶつけて痛みを感じた。母親の岳さんは、小燁を成武県人民病院に連れて行き、診察を受けさせた。検査後、医師は「胃と膵臓の間に占拠性病変がある」と家族に説明し、腹腔鏡による検査と手術を行う必要があると告げた。
関連記事
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した
日本人学校を標的とした暴力的なメッセージは、最近の攻撃と国家主義的な言説の高まりを受けて、日本政府が国民に警戒を呼びかけている
中国浙江省寧波市の病院で、生後5か月の乳児が心臓手術後に死亡。母親が手術の異常な経過や病院側の不誠実な対応を訴えた。同じ医師による過去の乳児死亡例も浮上