韓国消費者院が市販の6機種を比較調査(イメージ写真/Shutterstock)

中国製ロボット掃除機の個人情報流出リスク 韓国 日本で安全性懸念

中国製ロボット掃除機による個人情報の収集・漏洩リスクを巡り、韓国、日本でセキュリティや安全保障への懸念が広がっている。韓国議会ではメーカーの規約変更や強制的な情報提供の構造が問題視され、専門家もIoT掃除機のサイバー攻撃リスクを指摘。日本でも官公庁導入を巡り、安全確認体制の不備が明らかになっている。

中国メーカー「ロボロック(石頭科技)」製のロボット掃除機による個人情報の収集・処理方法をめぐり、韓国国会で安全性への懸念が取り上げられている。

10月28日、韓国国会政務委員会の金承元(キム・スンウォン)議員(共に民主党)は個人情報保護委員会など関係機関を対象とした総合質疑で、「ロボット掃除機は今や生活必需品となっているが、個人情報漏洩やプライバシー侵害への懸念が高まっている」と指摘した。

金議員によると、同社の旧規約には「韓国ユーザーのデータは米国のデータセンターで収集」と記載していたが、今年3月の改訂後は「中国国内で直接収集・処理」と変更されたという。

▶ 続きを読む
関連記事
英国メディアは、英高官や歴代首相側近の携帯電話が中国共産党系ハッカーに侵入されたと報じた。首相訪中と重なり、国家安全保障への懸念が強まっている
チェコ警察は1月22日、中国共産党(中共)の情報機関と関係を持っていた疑いがある人物を拘束したと発表した
1月20日、英政府は中共のメガ大使館を承認したと発表。国家安全保障への影響を懸念する声が根強い中での決定となり、政界や安全保障の専門家の間で改めて議論が広がっている
台湾の元テレビ局で、現在はネット配信を中心に活動する「中天」の記者兼キャスターが、スパイ活動に関与した疑いで拘束された事件を巡り、台湾の政党「台湾基進」は、記者個人の問題ではないとして、同局の関与を含めた徹底調査を求めた
中国共産党系のハッカー集団「ムスタング・パンダ」が、マドゥロ大統領拘束という時事ニュースを餌に、米政府当局へフィッシング攻撃を仕掛けた疑いが浮上