2020年12月1日、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦チェイフィー(DDG 90)が太平洋での演習中に最新型の「ブロックV」トマホーク巡航ミサイルを発射した。最大射程は1,600キロを超える。(米海軍提供)

トランプ大統領 ウクライナへのトマホーク供与見送り NATO事務総長が支持

トランプ大統領はウクライナへのトマホーク巡航ミサイル供与を見送り、NATO事務総長ルッテ氏も支持を表明。アメリカはロシアへの制裁を強化し、ヨーロッパとウクライナは12項目和平計画を協議、停戦実現に向けた動きが加速している。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は10月22日、ホワイトハウスでNATO(北大西洋条約機構)のマーク・ルッテ事務総長と会談した。会談後、ルッテ氏はトランプ氏がウクライナに「トマホーク」巡航ミサイルを供与しないと決めたことを支持すると表明した。

トランプ氏との会談から数時間後、ルッテ氏はCNNのインタビューに応じ、「大統領が本日行った説明は正確である。『トマホーク』ミサイルの運用には、米軍以外の者が使用する場合、数か月に及ぶ訓練が必要であり、その点で彼の指摘はまったく正しい」と述べた。

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