配信中に映像が突然途切れた小微のライブ画面。2025年10月、中国。(映像よりスクリーンショット)
忠誠の「代償」 「武力統一」を叫んで追放された中国人女性はいま?

忠誠の「代償」 愛国ママの末路=中国

かつては「中共の旗を台湾に立てよう」と叫び、愛国の戦士を名乗った女性がいた。名は小微(シャオウェイ)。だがその「忠誠」は、台湾からも祖国からも歓迎されなかった。

小微は同じく中国大陸出身の女性・亜亜(ヤーヤー)と恩綺(エンチー)と共に、動画配信アプリ「抖音(ドウイン、中国版ティックトック)」で中共支持をあおり、「武力統一」と発言して批判を浴びた。三人は台湾世論の反発を受け、台湾当局から在留許可を取り消され、中国大陸へ強制送還された。

帰国後、小微は故郷の貴州(きしゅう)省の山あいで暮らしながら、ネット上で動画を発信し続けている。最近では「病気の夫(台湾人)と3人の子を看病したい」と涙ながらに訴え、台湾への再入国を懇願していた。しかし、生活への不満を投稿した際には、地元警察から「削除しろ」と脅され、恐怖のあまり夜中に震えたこともあったという。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の頼清徳総統は14日、台湾の民主主義は長年の犠牲と努力によって築かれたものであり、「決して専制独裁の道に逆戻りしてはならない」と強調した。
台湾国防部は15日、同日午前6時(台湾時間)までの24時間に、台湾周辺で活動する中国共産党軍(中共軍)の航空機延べ26機と海軍艦艇7隻を確認したと発表した。
台湾国防部は12日、11日午前6時から12日午前6時までの24時間に、中国軍機5機と軍艦6隻が台湾海峡周辺で活動したと発表した。このうち軍用機3機は台湾海峡の中間線を越え、台湾北部および南西空域に進入した。これにより、それまで13日間続いていた中国軍機による台湾周辺活動の空白期間は終了した。
トランプ大統領の訪中を目前に控え、3月11日、米海軍のP-8A「ポセイドン」対潜哨戒機1機が台湾海峡を通過した
米国がイランへの軍事打撃を続ける中、中共が混乱に乗じて台湾へ侵攻するのではないかとの見方も出ている。しかし専門家は、その可能性は低いとみている。米軍の実戦能力や中国の軍備評価など、少なくとも四つの要因が背景にあると指摘