ナポレオン3世の妻,ウジェニー皇后の王冠. 2025年10月19日にルーヴル美術館で発生した宝飾品の一部が盗まれた事件において、この王冠は、窃盗犯が逃走の際に落としたため難を逃れ、盗まれずに済んだ(MAEVA DESTOMBES/Hans Lucas/AFP via Getty Images)

ルーヴル美術館の宝飾品 7分で盗難 元大泥棒「内部に協力者がいる」

パリのルーヴル美術館で19日、近年でも最も大胆な美術品盗難事件が発生した。複数の犯人が白昼堂々、わずか7分で複数の計り知れない歴史的な価値を持つ宝飾品を盗み出した。パリ検察官は20日、当局があらゆる手がかりを捜査しており、犯行グループは個人の収集家の依頼を受けていた可能性、あるいは犯罪収益の洗浄目的で行動した可能性があると明らかにした。

犯行は日曜午前に来館者や職員がいる中で行われた。窃盗犯らは顔を隠し、建設作業員に扮装。吊り籠を使って窓まで上昇し、グラインダーで窓を破壊。その後、円盤型の切断機で宝飾品展示ケースのガラスを切り開き、盗み出した。

事件後、合計9点の展示物が被害対象として特定され、うち8点が盗まれた。残る1点は、ナポレオン3世の皇后ウジェニーの王冠で、犯人らが逃走の際に落としていった。この王冠の価値は数千万ユーロに上るとされる。

▶ 続きを読む
関連記事
中共官製メディア「光明日報」のプラハ駐在記者が、中共の情報機関のために活動した疑いでチェコ当局に起訴された。台湾に友好的な政治家の情報を収集していたとし、同国で同罪が適用される初の事例となる
ドイツ当局は、中共のために情報収集を行った疑いで中国系ドイツ人夫婦を逮捕した。大学や研究機関の先端技術、軍民両用技術の流出リスクに改めて注目が集まっている
昨年、中国重慶で反共スローガンを映し出した中国の反体制活動家、戚洪さんが英メディアに対し、英国で警察に助けを求めた際、中共政権寄りとみられる通訳者から「なぜ国を愛さないのか」などと詰問されたと明らかにした
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる