甘味料の新たな力? 発酵ステビアが膵臓がん細胞に効果
広島大学の研究者たちは、発酵ステビア抽出物が健康な細胞を傷つけることなく膵臓がんと戦う可能性があり、単なるゼロカロリーの砂糖代替品以上の効果を持つことを発見しました。
膵臓がんは、手術、化学療法、放射線療法といった既存の治療に強い抵抗性を示すことで知られています。
「世界的に、膵臓がんの発生率と死亡率は上昇を続けており、5年生存率は10%未満です」と、研究の共著者で広島大学の准教授ナランダライ・ダンシーツォーダロ氏は声明で述べました。
関連記事
大腸がんは「いつ治癒といえるのか」。3万5,000人超のデータから、手術後6年で再発率が0.5%未満になる重要な節目が判明。長年の不安に明確な指標を与える最新研究の意義を分かりやすく紹介します。
更年期以降、腸内細菌叢の変化が炎症やホルモン代謝に影響し、乳がんなど一部のがんリスクに関係する可能性があります。腸の乱れとがんの関連、改善策を解説します。
ごく小さな「げっぷ」や胸の違和感――それが命に関わるサインかもしれません。見逃されがちな消化器がんの初期症状、早期発見の重要性、最新治療まで、知らないと危ないポイントを丁寧に解説します。
免疫療法は自分の免疫系を直接働かせ、がんと闘う力を引き出す治療法です。腸内環境、食事、運動、ストレス管理などの生活習慣が、免疫反応や治療効果に影響することが明らかになっています。
肝がんは急に発症するのではなく、肝臓への負担が長年蓄積し、線維化・肝硬変を経てがん化へ進行します。この過程には介入の時間があり、飲酒習慣や脂肪の代謝改善、ウイルス感染の管理で発症リスクを大きく下げることができます。