暗雲が覆う北京の天安門。(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

人を人間として見なさない政権は長続きしない

10月初めのこの数日は、中国共産党政権76周年の時期だ。中国共産党(中共)の利益集団から見れば、これは記念して誇るべき日であり、彼らは中国全土の人に8日間の休暇を与えて、いわゆる「国の祝日」としている。しかしこれは明らかに概念のすり替えだ。「中国」という国名は百年以上前から存在しており、中国は中共が作った国ではない。

中共も中国そのものではない。彼らがこのようなことをするのは、自らの統治に有利だからだ。愛国心と愛党心を一体化し、「愛国するには党も愛さなくてはならない。党を愛さない者は愛国者ではない」と仕立て上げている。

目覚めた中国の人々から見れば、10月1日は悲しい日、「国殤日」だ。それは76年前のこの日、中国の人が中共の暴政支配の時代に入り、災難の始まりとなった日を示している。

▶ 続きを読む
関連記事
現在拡散されているある動画の中で、中共軍の兵士が「党が撃てと言えば撃つ」と発言した。天安門事件でも軍が使った論理である。しかし、命令が下された際、誰かが一瞬でも立ち止まり、心の中で問いかける。「本当に実行すべきか?」その一秒こそが、体制が最も恐れる瞬間なのかもしれない
ネタニヤフ首相が聖書引用で「今は戦いの時」と宣言、トランプ氏と緊急会談へ。イラン弾道ミサイル増産、ロシア技術者撤収、テヘラン爆発相次ぎ、中東最終局面へ
この週末、筆者はトマス・ペインの『コモン・センス』に改めて向き合い、重い気持ちで過ごした。1776年1月に刊行されたこの小冊子は、印刷が需要に追いつかないほど読まれ、文字通り当時の社会に拡散していった。
現在、欧州ではで食料を担う人々が政策に異議を唱えている。規制が現実から乖離し、再生型農業に取り組む農家でさえ息苦しさを感じている。食の安全よりも企業の利益が優先との指摘も
少子化の進行が、世界を「保守化」させるという驚きの予測。リベラル層に比べ保守層の出生率が高いというデータに基づき、将来の人口構成が政治に与える衝撃を、ジョージ・オーウェルの警告を交えて解き明かす