中国発の超強力合成オピオイド「ニタゼン」 米薬物市場に拡大する新たな脅威
米当局は、中国から流入している新たな合成オピオイドがフェンタニルの最大50倍もの効力を持つとして警告を発している。ニタゼン系薬物は、オピオイド過剰摂取を逆転させる薬であるナロキソンに対して耐性が強く、新たな脅威となっている。これらはしばしば他の薬物と混合され、ザナックスやパーコセットなどの薬物に偽装された偽造錠剤の形で流通していると当局は指摘する。米麻薬取締局(DEA)ニューヨーク支局長のフランク・タランティーノ氏は、中国発のニタゼンが違法薬物市場で存在感を増していると述べた。
タランティーノ氏は9月10日のエポックタイムズ姉妹メディア「NTD」とのインタビューで、「米国内ではヘロインやメタンフェタミン、場合によってはフェンタニルに混入され、さらに懸念されるのは錠剤に加工されていることである」と語った。彼はまた、「国際的に活動するカルテルや犯罪組織は、意図的にフェンタニルやニタゼンを薬物に混ぜて中毒性を高め、依存を生み、利益を拡大している」と述べた。販売は街頭やインターネット、SNSを通じて行われており、本当に安全に処方薬を入手できるのは正規の薬局だけだと警告した。
中国企業やメキシコのカルテルは、フェンタニル生産と流通への圧力が強まる中で、安価な合成オピオイドであるニタゼンへと傾きつつある。DEAヒューストン支局の広報担当サリー・スパークス氏は、中国からのフェンタニル前駆体化学物質に対する取り締まり強化を受け、一部のカルテルがニタゼンに切り替えていると指摘した。スパークス氏は「街頭レベルの売人もフェンタニル、ヘロイン、コカインに混ぜている」と語った。
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