ワシントンに所在するアメリカ最高裁判所(Samira Bouaou/The Epoch Times)

米最高裁 トランプ関税を迅速審理へ 11月に口頭弁論

米最高裁は9月9日、下級審で違法と判断されたトランプ大統領の大規模な関税措置について、迅速に審理すると発表した。口頭弁論は11月第1週に行われる予定で、それまで関税は有効とされる。

トランプ氏は2期目政権で関税を外交・経済政策の柱に据えており、国内製造業の回帰や、輸出国による不公正な貿易慣行の是正につながると主張している。今回の措置は「対等関税」と呼ばれ、相手国がアメリカ製品に課す関税に応じて、アメリカも輸入品に同等の関税を課す仕組みだ。

訴訟の焦点は、トランプ氏が1977年の「国際緊急経済権限法(IEEPA)」を根拠に関税を課したことが、大統領権限の逸脱にあたるかどうかだ。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ政権が発動した10%の臨時関税に対し、日台欧は既存の貿易協定の維持を急ぐ。一方でフェデックスが関税還付を求めて提訴し、コストコやトヨタも追随。全米を巻き込む異例の法廷闘争へと発展している
米関税政策に大きな変動が生じる中、2月23日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇した。一方、ドルは下落し、資金は安全資産の金に向かった
日米両政府は「戦略的投資イニシアティブ」第一陣として、人工ダイヤ製造、原油輸出インフラ、AI向けガス火力の3事業に合意。総額5兆円超の投資で、両国のサプライチェーン強化と経済安全保障を目指す
米最高裁は2月20日、トランプ政権が緊急権限法に基づき導入した関税を違憲と判断した。トランプ氏は新たな法的根拠で10%の関税措置を進める方針だ
米最高裁は、トランプ政権が関税実施のために緊急権限を行使することを無効とした。新たな関税は別の権限に基づいて発動される