8月7日、ニュージャージー州ベイヨンヌのポート・リバティにある貨物コンテナの上にアメリカ国旗が掲げられている(Spencer Platt /Getty Images)

米関税収入が過去最高 月間310億ドル超 最高裁での争いへ

ベッセント米財務長官は9月2日、Xで8月の関税収入が310億ドルを超え、単月として過去最高を記録したと発表した。

財務省の発表によると、8月29日時点での関税収入は約313億ドルに達し、会計年度累計では1835億ドルとなった。ベッセント氏は「徴収額の増加により、トランプ政権は混乱した財政の立て直しを進めている」と強調した。

同氏は先週、トランプ米大統領の関税収入が年間5千億ドルを超える可能性があると述べ、当初見積もりの3千億ドルから大幅に上方修正した。「将来的には1兆ドル規模に迫る可能性もある。政権は財政赤字改善に大きく貢献している」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
米最高裁は輸入業者の上告を退け、トランプ政権の対中関税を維持。通商法の解釈を巡る争いは控訴審判断が確定し、数千億ドル規模の関税が引き続き有効となった
米連邦控訴裁は、全世界対象の10%一律関税の徴収継続を容認。下級審の差し止めは一時停止され、通商政策への影響回避を重視した判断となった。最終判断は今後の審理へ
米政府は関税返還命令に不服として上訴。返還範囲や手続きの妥当性を巡り、司法と行政の権限問題も浮上。巨額返還と実務の難しさが焦点となる
米国際貿易裁判所は5月7日、トランプ政権が導入した世界一律10%の暫定関税を「無効」と判断した。USTRは代替措置として、通商法301条などに基づく関税措置の準備を急ぐ方針だ
大統領は来週から輸入税を発効させると述べた