2025年8月8日、米国議会議事堂(Madalina Kilroy/大紀元)

米下院 中国フェンタニル阻止法案を可決 合成オピオイド対策強化

アメリカの連邦議会下院は9月2日、賛成407票、反対4票という圧倒的多数で「中国のフェンタニル阻止法案」(Stop Chinese Fentanyl Act)を可決した。同法案は、制裁と法執行を強化し、中国からアメリカへの違法フェンタニルおよびその前駆体化学物質の流入の阻止を目的としたものである。

法案は、合成オピオイドやその前駆体の生産、販売、資金調達、輸送に関与する中国の個人や団体に対し、米政府が制裁を科す権限を付与している。また、アメリカの麻薬取締活動に協力しない組織に対して責任を問うことも可能としている。同法案は現行の「フェンタニル制裁法」(Fentanyl Sanctions Act)の拡充版にあたる。

さらに、法案は大統領に対し、中国のフェンタニル問題に関して「国家非常事態」を宣言した場合、定期的に議会へ評価報告を提出し、制裁や法執行の効果を検証することを義務付けている。議会は中国共産党(中共)の関与について強く批判している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の企業・政府・家計の債務残高が、2025年末にGDPの約3倍に達した。政府の利払い費は財政収入を上回るペースで増加。不動産不況による地方財源の縮小や過剰投資も重なり、景気を下支えする政策の余地が狭まっている
中共は、党員数が1億人を超えていると称しているが、過去数十年間、国内での人の移動や出国、人々の意識の変化などを背景に、党員は党組織から徐々に離れるようになった。党が最も恐れているのは、公に離党を表明され、不利な政治的影響が生じることだという
中国銀行業は利益減少と不良債権増加が同時進行し、利ざやは警戒水準を下回った。表面上は安定を装うが、地方債務や不動産問題など簿外リスクが拡大。外資の撤退も進み、構造的な脆弱性が鮮明になっている
4月の対中直接投資は前年比26.1%減。債券売却やデータ規制強化を背景に外資撤退が進行し、景気減速も鮮明に
4月8日、習近平は中国国防大学で行われた全軍高級幹部向け研修の開講式に出席したが、出席した上将はわずか3人だった。国防大学学長の肖天亮上将は姿を見せていなかった