Sabphoto/Shutterstock

自然が子どもに与える驚きの効果 ― 健康な脳を育む力

近所の公園は、子どもに遊び場を提供する以上の役割を果たしているのかもしれません。イギリスによるアメリカの脳スキャンデータの最近の分析では、緑への短時間の曝露でさえ子どもの脳の発達に影響を与える可能性があり、特に学習、集中、感情調節に関連する領域に効果を及ぼすことが示唆されました。

この発見は『Biological Psychiatry』に掲載され、ロンドン国王大学の研究者によるものです。彼らはアメリカで行われている最大の長期脳発達研究「Adolescent Brain Cognitive Development(ABCD)」に登録された7,000人以上の子どものデータを調査しました。

研究者たちは、公園や自然空間の近くで育つ子どもは学校の成績が良く、メンタルヘルスの問題が少ない傾向があることを長年観察してきました。

▶ 続きを読む
関連記事
週に一度の料理が、脳と体を同時に刺激し、認知症リスクの低下につながる可能性があります。家庭料理の意外な力とは。
「孫の相手は体力勝負…」と感じる祖父母は多いかもしれません。しかし近年の研究では、孫との関わりが、脳の健康や認知機能の維持によい影響を与える可能性があることが分かってきました。
「普段は健康的に食べているから大丈夫」――そう思っていても安心できないかもしれません。最新研究で、身近な超加工食品が注意力や脳の健康に静かに影響する可能性が明らかになりました。
肺炎や副鼻腔炎の原因として知られる身近な細菌が、アルツハイマー病と関係しているかもしれません。最新研究が明らかにした「感染」と脳の意外なつながり、そして新たな治療の可能性に迫ります。
親切な行動は、相手のためだけではないかもしれません。研究が示した「人助け」と脳の健康の関係を紹介します。