2025年7月14日、テキサス州カービルにて、捜索救助活動中にブルースビル=エディ消防署の消防士と共に残骸の撤去作業を行うボランティアたち(Brandon Bell/Getty Images)

危機の時代において 男らしさは重要

男性性(男らしさ)を本質的なものではなく「有害なもの」としてラベル付けし、軽視したり否定したりする風潮が強まっているこの時代において、ここ数週間のテキサスでの出来事(テキサス州に7月発生した洪水)は、その真実をはっきりと思い出させるものだった。

壊滅的な洪水の後、私はこの地で、現代社会がもはやほとんど称賛しなくなった光景を目にした。それは男性たちが、自分たちに課された役割を果たしている姿だった。

この2週間以上、年齢を問わず多くの男性たち、退役軍人、現役兵士、架線作業員、農業従事者、更生中の人々、キリストを信じる男性たち、高校を卒業したばかりの若者たち、そして70歳近い男性たちが、文句も言わず、目立つことも求めず、迷いなく現場に立ち続けている。チェーンソーを手に藪を刈り、瓦礫を撤去し、ボブキャット(建設機械)やボートを操り、フェンスを建て直し、電力の復旧に協力し、敬意をもって、瓦礫や川岸を歩きながら今なお行方不明となっている約150人の捜索にあたっている。

▶ 続きを読む
関連記事
中共が加える力が大きくなるほど、日本で生じる反作用も大きくなる。これまでのところ、中共は望みを実現できていないばかりか、逆に少なくとも6つの悪影響をもたらした
外交では、握手と署名が「決着」を意味するとは限らない。同じ合意を、一方は和平と見なし、他方は次の一手のための時間と見ることがある。トランプと習近平は、本当に「同じ取引」をしているのか
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る