2025年8月4日、カムチャツカ半島にあるユーラシアで最も高い活火山であるクリュチェフスカヤ火山が噴火した。(Vladimir Shadrin/UGC/AFP)

ロシアの大地震が引き金 カムチャツカで火山大行進 7火山が噴火

先週、ロシア極東のカムチャツカ半島でマグニチュード8.8の強震が発生し、それに続いて少なくとも7つの火山が噴火した。ロシア科学アカデミー極東支部・火山および地震研究所(RAS)は、この現象を過去300年間で初となる複数火山の同時活動と位置づけ、「火山大行進(parade of volcanic eruptions)」という異例の事態と見なしている。

同研究所の所長アレクセイ・オゼロフ氏は「極めて稀な現象」と断言した。

大地震は7月29日深夜に発生し、震源はカムチャツカ半島東方の海域であった。その後も余震が続き、8月5日朝には太平洋でマグニチュード6.0の余震を観測した。この地震は半島南部の地殻を東南方向へ押し動かし、一部地域では最大約2メートルの地殻移動が起こった。変形の規模は、2011年の日本大地震に匹敵すると評価している。

▶ 続きを読む
関連記事
ウクライナが独自開発した兵器システムを実戦投入。電子戦システム「リマ」は、ロシア軍の無人機や巡航ミサイルの座標を改ざんし、目標から数キロ単位で外れた場所へ誘導する。
EUは対中で1日10億ユーロの貿易赤字に直面。供給網の多元化義務や関税強化を検討し、依存脱却と産業主権の回復を急ぐ。中国EVや部品流入が欧州製造業を圧迫し、脱工業化の危機が現実味を帯びている
特使は、グリーンランドを米国に引き寄せるための政策を6〜8ヶ月の期間内に法制化できるとの見通しを示した
欧州は、レアアースなど重要鉱物の価格を中共に左右されないため、独自の価格指標づくりを進めている。供給網の中共依存を減らし、域内投資を促す狙いだ
プーチン氏は北京で中露の結束を強調したが、エネルギー協力に大きな進展はなかった。ウクライナ前線で苦戦する中、北京支援への期待も見え隠れする