米国カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle本社(shutterstock)

Googleが資金支援見直し DEI団体58社削減

米IT大手Googleが毎年実施している団体・機関への寄付に関し、今年初めに200を超える団体を支援対象から外していたことが、最新の調査で明らかになった。中でも、「多様性・公平性・包括性(DEI)」に関連する団体の削減が最も多かった。

テクノロジー企業を監視団体「テック・トランスペアレンシー・プロジェクト(Tech Transparency Project)」が8月1日に公表した報告書によると、Googleは2024年の支援リストから214の団体を削除し、新たに101の団体を追加した。そのうち、DEIに関わる団体は58が削除され、15が新たに加えられている。

TTPの調査によると、削除された団体の多くは、「多様性」「公平性」「包括性」「人種」「アクティビズム(市民運動)」「女性」といった語句をミッションやビジョンに掲げていた。トランプ政権当局者は連邦政府機関に対し、これらの言葉の使用を制限または回避するよう要請したと報じられた。

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