TAIWAN-POLITICS-ELECTION 2025年7月24日、台北の総統府前でリコール賛成派の集会に参加する支持者たち。台湾の野党議員20数名と市長が7月26日、リコール投票に臨む(Photo by I-HWA CHENG/AFP via Getty Images)

台湾リコール運動が全件否決 中共介入への疑念とねじれ国会の波紋

台湾で国民が自ら国民党の議員に対して不信感を示し、リコール運動を起こした。しかし国民投票の段階になって24人のリコールは全て不成立となった。ロイター通信などが伝えた。

リコール(解職請求)運動は、当該議員が中国政府に接近していると非難する市民団体が推進。野党(中国国民党・台湾民衆党)が立法院に提出した「立法院職権行使法」など「立法院の権限を不当に強化させようとしている」として反対する民衆が立法院外に集まって抗議を行っていた。

また2024年4月27日、国民党の傅崐萁議員が北京を訪問し、中国共産党(中共)序列第4位の王滬寧と会談したことがも問題視されており、この訪問が、改正法の推進に間接的に影響を与えた可能性が指摘され、台灣の民主主義や主権が脅かされる危険性があると批判されていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中共の官製メディアは、自主開発した海底ケーブル切断装置が水深3500メートルの深海で試験に成功したと明らかにした。専門家は、この技術が台湾やグアムの戦略安全保障を脅かしかねないとして、国際的な連携強化と制裁措置の整備を訴えている
米インド太平洋軍司令官のサミュエル・パパロ氏は4月21日、台湾の頼政権が提案した追加の防衛予算に対して最大野党・国民党が難色を示している状況を念頭に、米国の台湾防衛への関心は「台湾自身の関心を上回ることはできない」と強調し、予算の早期成立を促した
国共トップ会談の後、台湾への渡航の解禁や、台湾の農産品および中小企業の中国市場進出を促進するとしている。これについて、評論では、こうした台湾優遇措置は中共の認知戦における「糖衣をまとった毒薬」にすぎないとの見方が出ている
台湾最大野党トップの訪中団が、政府出資の基金から約2千万円の支出を申請していたことが判明。民主推進を目的とする資金の使途として妥当性や政治的中立性に疑問の声が上がり、波紋が広がっている
台湾の頼清徳総統が、共産党の影響を受けない真の中華文化を体現する「神韻芸術団」の日本公演に祝電を送った。純粋な中国古典舞踊で五千年の伝統文化を甦らせる圧巻の舞台。頼総統の熱い期待を伝える