石破首相(提供:首相官邸)

米国の対日関税25% 石破首相「国益守る合意へ交渉継続を指示」

アメリカ政府が日本からの輸入品に対し、8月1日から25%の関税を課すと通知したことを受けて、石破茂首相は7月8日、関係閣僚に対し「国益を守る合意を目指し、交渉を続けるよう」指示した。首相官邸で開かれた総合対策本部の会合で明らかにした。

石破首相は、今回の米国の関税措置について「誠に遺憾である」と述べた上で、日米双方にとって利益となる合意の可能性を探るよう強調した。また、関税措置が国内産業や雇用に与える影響を最小限に抑えるため、政府として万全の対策を講じる考えを示した。

首相はこれまでの交渉経緯について、「日本政府は安易な妥協を避け、求めるべきものは求め、守るべきものは守るため、厳しい協議を続けてきた」と説明した。今回の25%という関税率については、米国側が以前示唆していた30%や35%よりも低く、協議の期限が延長されたことから、合意に向けた余地が残っているとの認識を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
高市首相がジョージ・グラス駐日米大使と面会。19日の訪米を前に、揺るぎない日米同盟を改めて確認した
訪米した赤澤経産相は、ラトニック米商務長官と会談を行った。米国による新たな関税措置に関して日本を不利に扱わないよう申し入れるとともに、エネルギーやAIなど重要分野での日米連携を確認した
3月9日から19日にかけて在日米軍が訓練「ビバリー・ミッドナイト2026」実施。高市首相の初訪米および19日の日米首脳会談と重なる日程で行う
23日、赤澤経産相と米ラトニック商務長官の電話会談が行われ、「戦略的投資イニシアティブ」の推進や、米国の新関税措置に対する日本の申し入れが行われた
高市総理は18日、日米「戦略的投資イニシアティブ」の第一陣プロジェクトで合意したと発表。人工ダイヤ製造やAIデータセンター向け電力供給など3分野で協力し、経済安全保障と日本企業のビジネス拡大を目指す