フェンタニル不正輸出疑惑 岩屋外相「日米協議に影響なし」と強調
合成麻薬フェンタニルの不正輸出に関し、中国の犯罪組織が日本国内に拠点を設けていた疑いが報じられたことを受け、岩屋毅外務大臣は27日、記者会見で「現段階で日米関係や日米協議に影響はない」との認識を示した。
日本経済新聞は26日、名古屋市に設立された法人が中国の化学品メーカーと連携し、フェンタニルの原料を管理し米国向けに不正輸出していた疑いがあると報じた。米国ではフェンタニルの過剰摂取による死者が年間数万人に上るなど、深刻な社会問題となっている。
岩屋外相は会見で「我が国はフェンタニルを含む薬物の管理を厳しく行っている。違法薬物の製造、販売、所持・使用、許可を得ない輸出入を絶対に許さないという観点で、これまでも適切に対応してきた」と強調した。その上で「フェンタニルの国際的な違法製造・流通ネットワークを断ち切り、さらなる被害を防ぐことが重要だ」と述べ、米国や国連薬物・犯罪事務所(UNODC)など国際機関と連携し、違法薬物の根絶に積極的に取り組む方針を示した。
関連記事
激動の中東情勢やサプライチェーンの危機に対し、高市総理がG7サミットで共同備蓄連携を提案し合意を形成。英仏独伊やトランプ米大統領、欧州の「準同盟国」との多層的な連携で挑む高市外交の全貌を解説
高市首相が仏紙『ル・フィガロ』に寄稿。G7エヴィアン・サミットに際し、中東情勢を受けたエネルギー安保対策や、AI時代に対応する新FOIPでの日仏連携、宇宙等の産業協力を強化する決意を示した
小泉進次郎防衛相は、中共が公表する国防予算の正確性と透明性に疑問を呈した。中共が日本を「新たな軍国主義」と非難するなか、東京の対中姿勢が注目されている
G7サミットに出席中の高市総理は16日、トランプ米大統領と懇談した。米イラン間の覚書合意への歓迎のほか、日米関税合意の着実な実施、中国を含むインド太平洋情勢を巡る緊密な意思疎通の継続を確認した
G7エビアン・サミットが閉幕した。内閣総理大臣として初めてG7サミットに出席した高市早苗首相は、経済成長からAI、欧州との安全保障連携に至るまで、多岐にわたる分野で日本の存在感を示した