日本郵便 イメージ画像(Shutterstock)

国交省が異例の厳しい処分 日本郵便にトラック運送事業の許可取り消し

国土交通省は6月25日、日本郵便が全国で展開していたトラックなど約2500台を用いた一般貨物自動車運送事業の許可を取り消す行政処分を行った。これは、配達員に対する法令で定められた「点呼」(運転前後の酒気帯びや健康状態の確認)を長期間にわたり適切に実施していなかったことが原因である。今回の処分により、対象車両は今後5年間、運送事業に使用できなくなる。

日本郵便では、全国3188の郵便局のうち75%にあたる2391局で点呼の不備が確認され、点呼記録の改ざんや飲酒運転の事例も発覚した。国土交通省は、これを貨物自動車運送事業法違反と認定し、6月5日に処分案を通知。6月18日には聴聞の機会が設けられたが、日本郵便側は異議を申し立てず、正式な処分決定に至った。

今回の許可取り消しは、郵便事業の歴史でも極めて異例かつ最も重い行政処分である。日本郵便は、集配拠点間の輸送や都市部の大規模郵便局での荷物収集に約2500台のトラックやバンを使ってきたが、今後はこれらの車両を5年間使えなくなる。

▶ 続きを読む
関連記事
30日の金融市場は、株価の急落と急激な円安が同時に進行した。これを受け、財務省の三村淳財務官は就任後初めてとなる強い表現で為替介入の可能性を示唆し、市場を強く牽制した。
積水化学工業と子会社の積水ソーラーフィルムは2026年3月27日、次世代太陽電池として期待されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL(ソラフィル)」の事業開始を正式に発表した。日本国内メーカーによるペロブスカイト太陽電池の発売は今回が初めてだ。
高市総理大臣は3月26日、総理大臣官邸で令和8年第3回経済財政諮問会議を開催した。高市政権は、現在の日本経済が「過度な緊縮志向」と「未来への投資不足」に陥っているとの認識に立ち、国が投資を呼び込む姿勢への転換を打ち出している。
高市総理は来日中のIEAビロル事務局長と会談。緊迫する中東情勢を受けたエネルギー安全保障の重要性や、史上最大規模となる石油備蓄の協調放出、重要鉱物分野での連携強化について意見を交わした
原油の9割超を中東に依存する日本。政府の「関係閣僚会議」が打ち出した短期・中長期的な解決策とは