「ミッドナイト・ハンマー作戦」米軍のイラン核施設大規模攻撃の全貌
【ワシントン発】米国防総省のピート・ヘグセス長官は、6月21日から22日にかけて夜間に実施された米軍によるイランの3つの核施設への攻撃について、ペンタゴンでの記者会見で詳細を説明した。それによると、この攻撃は125機以上の米軍機と艦船、さらに複数の欺瞞作戦(layers of deception)を組み合わせた極めて複雑な計画に基づいて実施された。
ヘグセス長官は、「ミッドナイト・ハンマー作戦」と名付けられたこの任務の準備は数週間から数か月にわたり進められ、「アメリカ大統領からの指示があれば、即座に行動できるようにしていた」と述べた。
この米軍による攻撃は、イスラエルがイラン各地に対して奇襲空爆を行い、同国の核開発および軍事能力を削ぐことを狙った一連の攻撃の1週間後に実施された。
関連記事
ロシア製攻撃ヘリ「Mi-28NE」の受領により軍備を増強するイラン。国内外で緊張が高まっており、対米関係の悪化や国内での大規模な反政府デモ、人権問題が深刻化している
トランプ大統領がイランへの軍事攻撃を検討する中、米空母打撃群が中東に到着した。対するイランは1千機の新型ドローンを配備。安価な大量の無人機による「飽和攻撃」が米艦隊の脅威となる緊迫の情勢を追う
トランプ米大統領は1月28日、SNSを通じてイランに対し、核問題を巡る協議に直ちに復帰するよう求め、応じなければ、より激しい軍事攻撃を受ける可能性があると警告した
米空母「リンカーン」が中東に到着した直後、トランプ米大統領は27日、別の艦隊もイランに向かっていると明らかにした。イランへの圧力を一段と強める狙いとみられる
イラン政権が1979年以来の脆弱な局面を迎えている。国内で続く抗議デモへの武力弾圧が激化する中、米軍は空母打撃群を中東に派遣。トランプ大統領が交渉の可能性に触れる一方、即応体制による軍事的緊張も高まる