ローマコンクリートの驚異 2千年持続する自己修復の秘密
ローマ帝国の崩壊から二千年が経過したが、当時の多くの古代建築は今なお完全な形を残している。パンテオン(Pantheon)、スペインのセゴビア(Segovia)の水道橋、イギリスのローマ浴場(Roman Baths)など、壮麗なランドマークが現在も堂々とそびえ立っている。
これらの構造物の鍵は、古代ローマ人が使用した独自のコンクリートにある。完全な配合の詳細はいまだ不明だが、研究によって、この素材が極めて高い耐久性を備えており、雨水の侵入後にも自己修復する能力を持つことが判明した。
『ライブサイエンス』誌(Live Science)は、オレゴン大学准教授ケビン・ディカス(Kevin Dicus)氏の見解を紹介して、ディカス氏は「コンクリートこそがローマ帝国の基礎を築いた」と語る。重要な成分の一つは火山灰(Pozzolan)であり、古代ローマ人はナポリ近郊のポッツオーリ(Pozzuoli)からこの灰を採取し、帝国各地に運搬した。火山灰に含まれるシリカとアルミニウムは、石灰と水と反応し、常温でも硬化し水中でも固まる構造を形成する。
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