5月12日、ワルシャワのポーランド国営テレビ局前で、ワルシャワ市長でポーランド与党市民連合党員のラファル・トラスコフスキ氏(右)の支持者たちが、自党の大統領候補と主要対立候補である右派政党「法と正義」(PiS)のカロル・ナヴロツキ氏(左)の討論会を視聴している(Wojtek Radwanski/AFP via Getty Images)

ポーランド大統領選 親欧州派候補がリード 決選投票の見通し

5月18日に実施されたポーランド大統領選挙の第1回投票で、与党「市民連立(KO)」のラファウ・トシャスコフスキ氏が僅差でトップに立った。世論調査会社イプソスの出口調査によると、トシャスコフスキ氏は30.8%の票を獲得し、29.1%を得た保守派の歴史学者カロル・ナヴロツキ氏をわずかに上回った。ナヴロツキ氏は、最大野党である国民保守政党「法と正義(PiS)」の支持を受けている。

トシャスコフスキ氏はワルシャワ市長で、親欧州・中道リベラルを掲げるドナルド・トゥスク首相率いるKOの有力政治家。一方、ナヴロツキ氏は政界では新顔ながら、PiSの保守的で地方中心の支持基盤から後押しを受けている。

投票は現地時間午前7時から午後9時まで行われ、約2900万人の有権者が投票資格を持っている。

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